医師もおすすめの夏野菜はコレ!
ナスやピーマンとうもろこしなどこの時期食べたい色鮮やかな夏野菜。
中でも医師が健康のため食べているナンバーワンがトマト。
トマトはシミやシワをはじめ、万病の元である動脈硬化を予防する健康食材。
せっかくならより効果的に食べたいですよね。
トマトの赤い色素成分リコピン
リコピンには多くの健康効果が含まれており、そのキーワードとなるのが抗酸化力。人間の体内では取り込んだ酸素の一部が活性酸素となり細胞を酸化これが万病の元となってしまいます。
抗酸化力を持つ成分は、その活性酸素を除去細胞の酸化を抑えてくれるのです。このパワーを持つ成分には様々な種類があり特に夏野菜に多く含まれます。中でもリコピンは抗酸化力が極めて高い。かぼちゃなどのビタミンEと比べるとそのパワーはなんと100倍以上。
リコピンは体に嬉しい効果がたくさん
脂質異常、特にコレステロールの異常がある方はぜひトマトを食べていただきたい。
悪玉コレステロール値が高い、あるいは善玉コレステロール値が低いと心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を招きます。
トマト300グラムを八週間摂取した際、善玉コレステロールが増えたと研究でわかっています。つまりトマトは動脈硬化を予防してくれるのです。
もう一つはがん予防
イタリアで行われた研究でトマトを食べる頻度が高い人は、【胃がん・大腸がん・直腸がん】になるリスクが低いと分かったのです。
さらに肌に良く、肌をつやつやにしてくれる。シミやシワの原因となる活性酸素を除去してくれるので、リコピンには肌を美しく保ってくれる効果もあります。
トマトにはリコピン以外のうれしい成分も
GABA という成分が高めの血圧を下げてくれる。
そんなトマトをより効果的に食べるには加熱調理がオススメ。加熱によりリコピンの吸収率がアップします。
さらにオリーブオイルなどオイルを入れることにより吸収率がすごく良くなります。
効果的なタイミングと食べ合わせ
摂取するにもタイミングがあり、食べるなら朝食がベスト。朝の方が吸収されやすいのです。玉ねぎやニンニクと一緒にとるとリコピンの吸収率がさらにアップします。
パスタなどの定番料理は健康面で理にかなっているのです。さらには肝機能を高めアルコールの代謝を促すため二日酔い防止にもなるのです。おつまみに冷やしトマトやトマト割りはお酒好きには非常にオススメです。
トマトに匹敵する赤い野菜
抗酸化力がトマトに匹敵する野菜とはパプリカ。パプリカにはいろんな色がありますが、特に赤いパプリカにはビタミンA.C.Eがとても多いのです。そのビタミンA.C.Eは、それぞれが抗酸化力を持っているのです。
パプリカに含まれる成分カプサンチン
カプサンチンは赤パプリカに含まれる色素成分。リコピンの抗酸化力はトップクラスと言われますが、カプサンチンの抗酸化力は同等と言われています。ビタミンA.C.Eとカプサンチンが含まれる赤パプリカは強力な抗酸化力を持つ食材なのです。
カプサンチンには脂肪燃焼効果がある
唐辛子に含まれるカプサイシンに脂肪燃焼効果がある事は知られていますが、辛くなくても脂肪燃焼効果があるのがカプサンチンなんです。カプサンチンもリコピン同様オイルと一緒に摂ると吸収率がアップします。
パプリカのワタはとってはいけない
食感や見た目を気にして取り除かれるワタの部分ですが、ピラジンと言う成分が含まれています。ピラジンは血液サラサラ成分なので血巡りを良くしてくれるので、捨てずに一緒に食べることをおすすめします。
パプリカが苦手な方はどうする?
スパイスのパプリカパウダーにもカプサンチンが入っているので、同じ効果が得られます。パプリカパウダーはあまりクセがないのでスープや炒め物などに入れ調理することをおすすめします。
以上、医師もおすすめの夏野菜でした。抗酸化力の高いトマト・パプリカを摂り食事から健康・美容・ダイエットに役立てていただけたらと思います。