毎日暑い夏 気をつけたい熱中症
暑い日が続きますが、みなさま体調はいかがでしょうか?
最近は感染症対策でマスクをつけることが当たり前となりましたが、感染症以外にも暑い日が続くこの季節、最も注意しなくてはならないのが『熱中症』です。
熱中症とは
熱中症とは暑さや運動により大量の汗をかいて水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が乱れ熱が逃せなくなる状態をいい、めまい、頭痛、吐き気、筋肉の痙攣や最悪意識を失ってしまう恐れもあります。
原因としては水分・塩分の不足は勿論、気温が高い、湿度が高い、室内温度や睡眠不足も原因とされています。
水分摂取が重要
対策としてはまず十分な水分・塩分の摂取。人の1日の水分出納は約2.5Lです。
また2,3時間おきにコップ1杯分の水をこまめに摂取する習慣付ける事が大切です。
水分は水や麦茶、スポーツドリンクなどのノンカフェインの物を摂取するのがおすすめです。
塩分は毎日3食十分な食事ができていれば、問題はないかと思いますが、3食しっかり摂れていない方は、塩分、糖分も含んだスポーツドリンクでエネルギー補給をするのもおすすめです。
温度と湿度
次に室内温度を28℃以下にするようエアコンの温度を設定し、過ごしやすい環境を作ることです。ただ過度な設定は外気との温度差に体がついていかず負担をかける為設定温度には低すぎないよう注意が必要です。また、湿度が高い時ほど熱中症にかかるリスクも増えるため注意しましょう。湿度が20%下がることで体感温度にも変化が見られ、その差はなんと約4℃変わります。目安としては50%から60%の湿度にコントロールしていきましょう。体温を冷やしすぎず、体感温度を下げることで夜間熱中症対策にもなります。
睡眠と自律神経
さらに十分な睡眠を取る事も大切です。
睡眠不足や質の低下は自律神経を乱し、体温調節機能を悪くする為、1日7時間の睡眠をできる限り心がけましょう。
ブルーライトによって自律神経を乱すとも言われているので、就寝前のスマホやPCの使用も控えた方が良さそうですね。
そして、カフェインのとり過ぎは睡眠の質を下げてしまう事と加え、利尿作用があるため水分摂取量の低下につながります。
これが先述した、ノンカフェインをお勧めする理由となります。
食事で夏バテ対策
他にも、夏バテを防ぐビタミンB1を摂取することや、疲労回復を促すビタミンCの摂取も大切です。
ビタミンB1は豚肉や鰻などに多く含まれており、ビタミンCはレモンやオレンジ、キウイフルーツやブロッコリー、キャベツに多く含まれておりますので普段の食事にも加えてみるのもいいですね!
アスリートも行っている対策
また手のひらを冷やすだけで熱中症対策になるとも言われており、首などを冷やすよりも手のひらを冷やすだけで体温の低下が見られたという研究結果もあるようです。先日まで行われていたオリンピックでもアスリートの皆さんは、前腕冷却で対策をとっていたシーンがありましたね。
感染対策としても熱中症対策としても手を洗って冷やすことは大切ですので是非試してみてください。