お酒を飲み過ぎると筋肉痛が起きる!?
皆さんこんにちは宮坂です。
ここ何日間で急に暑くなりましたね。
こんな暑い日は仕事終わりにキンキンに冷えたビールなどお酒が飲みたくなりますよね。
ただお酒を飲んだ翌日『前の日運動していないのになぜか筋肉痛になってしまう』なんてことありませんか?
実はアルコールを飲み過ぎてしまうことで起きる筋肉痛があるんです。
この現象を『急性アルコール筋症』または『急性アルコールミオパチー』と言います。
ではお酒を飲み過ぎることでどのような事が体に起きているのか、そして対策について皆さんにお伝えしていきたいと思います。
〇アルコール筋症の原因
アルコールを摂取することで『筋肉を分解する』ということをボディメイクをしている方はよく耳にしていると思います。
まさにその通りですが、なぜアルコールを摂取することで筋肉を分解してしまうのか?
その原因はアルコールによる『ビタミンB1の消費』『カリウムの排出』によるものだと言われています。
アルコールを摂取すると『アセドアルデヒド』という毒素に分解されます。そしてこのアセドアルデヒドを分解してくれる酵素が体内には存在するのですが、多量の毒素ができてしまうと酵素だけでは分解が追い付かず、ビタミンB1が消費されてしまうのです。
さらに、ビタミンB1と筋肉の弾力性を担っている『カリウム』がアルコールによって水分と一緒に体外に出されてしまい、それが原因で筋肉痛、筋力の低下を引き起こしてしまいます。これが『急性アルコール筋症』の正体なのです。
さらにアルコールの多量飲酒を慢性的に続けてしまうと『慢性アルコール筋症』となり、激しい筋肉痛や筋力低下を実感しにくくなるのですが、筋力低下と筋肉の萎縮が慢性的に起こってしまうというから恐ろしいですよね。
〇アルコール筋症の対策
ではどのようにすればこのアルコールによる筋肉痛を抑えられるのか。
①アルコールの多量飲酒を抑えること
約4~5杯以上お酒を飲酒することで症状が出ると言われております。ですので適量をまず知りその量をコントロールすることが大切です。
1日のアルコールの適切な量は20gと言われており、ビールなら中瓶1本分(500ml)、日本酒なら1合、ウイスキーならダブルで1杯分に相当します。
②ビタミンB1を摂取する
先程もお伝えしたようにアルコールを摂取することでビタミンB1が消費、排出されやすくなりますので飲酒する前・中・後の摂取を意識してみるのもいいでしょう。
ビタミンB1はサプリメントでも摂取できますが、お食事から摂取することも大切です。
ビタミンB1は枝豆や冷奴に含まれているのでおつまみとしてお酒と一緒に食べるのがおすすめです。(よくビールに枝豆をおつまみとして食べるのは理に適っているのですね)
③水分を多めに摂取する(チェイサーを挟む)
本来はお酒を適量で飲むのが一番ですが、人付き合いともなるとなかなかそうはいかないですよね。
そんな時は水分を多くとることでアルコールを早く外に排出する事を促すといいでしょう。
なのでお酒とお酒の間でチェイサーを挟んでみましょう。
チェイサーはお水に限らず、緑茶やウーロン茶でもよいのですが、利尿作用があるので血中アルコール濃度が高まって脱水症状を引き起こすこともあります。水分補給には水や経口補水液がおすすめです。
以上がアルコールによる筋肉痛『急性アルコール筋症』の原因と対策でした。
これから夏本番となり、お酒を飲む機会も増えてくると思います。
今回のような対策を行いながらお酒と上手に付き合い、ボディメイクを継続していきましょう!
以上宮坂でした。